トコおス☆気になる地名【誓詞橋】

所沢は(実は!)歴史ある街。
なので、故事にちなんだ地名や古い地名が今でもたくさん残っています。

そんな故事にちなんだ地名の一つが【誓詞橋】。
さて、何て読むのでしょうか。


正解は…「せいしがはし」。
(交差点の名前は「せいしがはし」、バス停の名前は「せいじがばし」となっています)


こちらの「+」ボタンを押して拡大していただくと、画面真ん中に欄干が見えます。こちらが誓詞橋。
今では交差点に同化してしまい「橋」っぽさはだいぶなくなってしまいましたが、よく見ると今でもちゃんと下には川が流れています。

ところでなんで「誓詞」なのでしょうか。

それは、鎌倉時代の末期、幕府を倒すために軍勢を起こした新田義貞が、この橋のあたりで軍団に忠誠を誓わせたという言い伝えが残っているからなのだそう。

こちらの誓詞橋のすぐ東側の交差点が、先日もちょっと紹介した「小手指ヶ原」。
新田軍と幕府軍が激突した古戦場です。

ここで新田軍が勝利を収めた後、敗走した幕府軍と一進一退の攻防が続きますが、最終的には新田軍が鎌倉幕府を滅ぼしたことを考えると、ここが歴史の分かれ道になったポイントなのかも?!

狭山ヶ丘駅を出発し、誓詞橋~小手指ヶ原古戦場跡~白旗塚、と散策し、小手指駅に戻るなんていう歴史散策コースを歩いてみるのも楽しいかもしれませんね。